介護職の離職理由としてよく挙がる「建前」は?

介護職の退職理由、ホントのところは?

「建前」の退職理由はこれだ!

個人的な理由がベスト!

本音ではなく建前で

本音ではなく建前で

日本は縦社会なので「本音」を伝えるよりも「建前」を使った方が上手く収まることも多いんです。多くの人が「建前」として使っている退職理由をいくつか紹介します。

「体調不良」

介護職の退職理由として多くの人が挙げているのがこれ、「体調不良」です。要介護者の身体を抱きかかえる業務も多い介護職は腰痛や肩こりがひどくなりやすいんです。職員同士が協力して仕事を分担しても身体をまったく使わずにはできないため、腰痛や肩こりの痛みを抑えることはできてもまったくなくなるわけではありません。ほとんどの職員が腰痛や肩こりを抱えながら仕事をしているため、そういった理由に理解を示してくれる上司も多いんです。
「体調不良」を否定するということは自分自身を否定することになっちゃいますからね。波風を立てずに離職したいと思っている人の多くが「体調不良」を理由にして離職しています。

「育児や介護」

体調不良の次に多いのが、育児や家族の介護といった「他人の世話をしなければならない」という理由です。他の仕事から介護職に転職してきた人の中には「親の介護が一段落したから」という人も少なくありません。ですが、介護って終わりがありませんよね。一段落したと思っても、いつまた介護が必要になるか分かりません。もしかしたら付きっきりでお世話しなければならない状況になる可能性も。
育児もそうです。介護職は非正規雇用も多いので保育園や幼稚園、小学校に通っている子どもがいるママさんがパートとして働いているケースも少なくありません。周囲が協力してくれるといっても母親でなければならない時もあり、仕事と育児に悩んでいる人も多いんです。
介護職は要介護者の気持ちに寄り添って最適な介護を提供するのが仕事です。本人や家族のつらさは重々理解しているので、家族を引き合いに出されると無理に引き止めることはできないようです。

「シフトの変更」

勤務先の施設形態によって多少の違いはありますが、介護職は基本、シフト制で動いています。何らかの理由で同じシフトを続けられない、ということを退職理由として挙げれば上司から否定されることはほとんどありません。
よくあるのは「学校に通う」という理由。介護職は他の職種に比べて給与がそこまで高くありません。収入を上げるには資格を取得したり転職するしかないのですが、収入をアップさせる方法として多くの人が選んでいるのが、「学校に通って資格を取得する」方法です。介護系の資格はもちろん、看護師や理学療法士、作業療法士を目指している人もいます。これらの資格は国家資格なので専門の機関や学校に通わなければ受験することすらできないからです。そのため、「看護師の学校に通いたいが、シフトに迷惑をかけることになるので退職する」や「授業の関係で提携先の施設で働く必要がある」という内容で上司に伝えるケースが多いみたいです。

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