介護職は離職率が高い

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介護職は離職する人が多い?

介護職は離職する人が多い?

介護職は離職率が高いといわれていますが、それは本当なんでしょうか?実際にどれくらいの人が離職しているのか、見てみましょう。
介護労働安定センターでは毎年、介護職の離職率について調査を行っています。平成27年~29年に行われた調査内容を参考にしてみましょう。この調査では、「訪問介護」と「一般の介護職」に分類し、その中でさらに正規職員と非正規職員に分けてそれぞれ集計しています。平成27年度の訪問介護の離職率は正規職員が15.8%、非正規職員が13.5%、一般の介護職の離職率は正規職員が14.9%、非正規職員が21.7%。平成28年度の訪問介護の離職率は正規職員が16.8%、非正規職員が14.8%、一般の介護職の離職率は正規職員が14.7%、非正規職員が21.3%。平成29年度の訪問介護の離職率は正規職員が17.0%、非正規職員が13.8%、一般の介護職の離職率は正規職員が14.3%、非正規職員が20.36%でした。
この結果から、訪問介護の正規職員の離職率は微増傾向にあり、一般の介護職の非正規職員の離職率は20%以上と高い割合となっていたことが分かりました。数字だけを見ると、訪問介護は正規職員の離職率が高く、一般の介護職は非正規職員の方が高い、と逆の結果になっていますね。

勤続年数も関係ある?

離職者の勤続年数を見てみると1年未満が38.8%、1年以上3年未満が26.4%、3年以上で離職した人が34.9%だったので、6割以上の人が3年以内に離職している、ということが分かります。厚生労働省でも新卒者の離職状況を公表していますが、3年以内に離職する人が多く、特に離職率の高い職業として医療、福祉が挙げられているので、介護の仕事が続かない人が多いのは事実だといえます。

訪問介護と一般の介護職の仕事内容は同じ?

訪問介護と一般の介護職、共通しているのは要介護者の「生活援助」と「身体介助」を行うこと。ただし、訪問介護が行うケアの内容は事前に決められています。必要以上のケアをしない訪問介護に対し、一般の介護職は要介護者のケアだけではなく家族に対して家庭介護のアドバイスを行うこともあります。若干の違いはあるものの共通する部分が多い訪問介護と一般の介護職なのに、離職率の結果が反対なのは興味深いですよね。
介護職は未経験でもできますが、資格の有無によって「できる仕事」と「できない仕事」があります。より幅の広い仕事がしたいのであれば介護系の資格を取得しましょう!初心者向けのものから、キャリアアップにつながる国家資格まで色々ありますが、介護福祉士の資格を取得すれば転職先も幅広く選択することができますよ。

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