ライスステージが変化して泣く泣く退職する介護職も多い

介護職の退職理由、ホントのところは?

根深い問題「ライフステージの変化」

女性が多い業界だからこその退職理由

ライフステージの変化で働き方が変わる

ライフステージの変化で働き方が変わる

女性は結婚や出産など、ライフステージの変化に伴って働き方が変わります。最近は家事や育児に積極的に関わる男性も増えたこともあって女性の社会進出が進んでいますが、「家事や育児は女性の仕事」と思っている人も少なくありません。そういった考え方を持っている人がいる家庭では家事や育児の割合は女性の方が多くなるため、働く女性にとって「出産や育児などでライフステージが変化しても対応できるかどうか」は非常に気になるポイントでしょう。
実際に、介護職を対象としたアンケートでは2割近くの人が「結婚や出産、妊娠や育児のために退職を余儀なくされた」と答えていました。また、内閣が平成30年11月に発表した「第1子出産前後の女性の継続就業率および出産・育児と女性の就業状況」でも、出産や育児を理由とした離職は9.2%、という結果が出ています。
女性が多い業界にもかかわらず、なぜこのような結果になってしまったのでしょうか?

業務内容

勤務先の形態にもよりますが、24時間365日稼働している施設では夜勤があるし、シフトによっては土日や祝日も出勤しなければなりません。また、いくら家庭に影響のないシフトを組んでいても突発的な残業が起こることもあるし、そもそも子どもの預け先が確保できなければ働き続けることはできません。介護業界は小規模事業者が多いため、育児と仕事を両立できるように、時短勤務や保育サービスなどの福利厚生を整えている施設はそれほど多くないんですね。働きたくても働ける環境が確保できず、退職を余儀なくされる人が多いのが実情です。
実際、「子どもが生まれるから時短勤務を希望したけど、他の職員のモチベーションに関わるからと断られてしまった。日勤と夜勤のフルタイム交代制で働くか、退職するかのどちらかしか方法がなかったので退職した」という人もいます。

身体的な負担

介護職は要介護者の身体を抱きかかえたりする業務が多いのですが、妊娠中にそのような仕事はできませんよね。胎児に影響がでてしまいます。また、出産後はホルモンバランスが変化したり、不慣れな育児に精神的に疲弊したり、と出産前よりも心身に対する負担が大きいため介護職を続けていくのは難しいと判断する人も多いんです。

男性職員の可能性に期待

上記で記述したように、女性はライフステージの変化によって自分の希望と関係なく退職せざるを得ない状況に追い込まれることがあります。この問題を解決するには男性職員が大きなカギを握っています!
「介護職=女性の仕事」と考えている人も少なくありませんが、男性が介護職に適していないわけではないんです。ジェンダー問題の視点で男性の介護職について記述している記事を紹介するので一読してみてくださいね。

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